当院では骨粗しょう症の診断に有用とされるDEXA(デキサ)法を用いたより正確な骨密度測定が可能となりました。
DEXAとは日本骨粗鬆学会ガイドラインや世界中の骨粗鬆症ガイドラインで基準測定器として定められているX線骨密度測定装置です。
極めて少量のX線を使用して、精密かつ迅速な検査が可能となります。従来のように手の骨で測定するのではなく、骨折すると重傷化しやすい腰椎(腰の骨)と大腿骨頚部(股関節の骨)で測定します。


骨粗しょう症とは?
骨粗しょう症は骨の強度が低下し、骨折の危険性が高くなる病気です。痛みなどの自覚症状はありませんが、骨が弱く折れやすくなっているため、転倒などにより骨折し、入院や手術になるケースが多い病気です。骨折はその後寝たきりとなるリスクの一つといわれており、予防が肝心です。

受けたほうがいい方は?
- 40歳以上の女性、65歳以上の男性
- 足や腰、背中に痛みや不安のある方
- 身長が低くなったり、背中が丸くなった方
- これまでに転倒などによる軽い衝撃で骨折をしたことがある方
- ちょっとしたところでもつまづく方
- 日常的に喫煙、飲酒をたしなまれる方
- 親族に骨粗しょう症の方がおられる方
このような方はDEXA法による定期的(4~6カ月に一度)な骨密度チェックをおすすめします。
費用について
DEXA法骨密度測定検査(腰椎および大腿骨測定)は健康保険が適用されます。
・1割負担の方:450円
・3割負担の方:1,350円